第10回日本がん・生殖医療学会学術集会がでは、「がん・生殖医療と福祉の協働」と題した市民公開講座が開催されました。がんサバイバーにとって、がん生殖医療とともに、子どもをもつための選択肢として、里親や特別養子縁組の可能性を考えておくことも大切です。
本学会の目的は、担がん患者の専ら妊孕性温存にあるのではなく、子どものいない人生の選択を含めた子どもをもつことの趣意を見つめ直すことにあります。子育てを希望する大人と、親を必要とする子どもの双方が幸せになることが大切です。
公開講座に先立ち、「子どもをもつということ― がん・生殖医療を考える ―」と題した基調講演をさせていただきます。
(吉村 やすのり)