戦後間もない1947~1949年に生まれ、社会に大きな影響を与えてきた団塊の世代が、今年いよいよ75歳になり始めます。団塊の世代は、日本社会の基盤を作ってきた中心的な世代です。
75歳以上は急激に増えています。団塊の世代が生まれた直後の1950年には、総人口に占める75歳以上の比率はわずか1.3%でしたが、2020年には14.7%まで増えています。国立社会保障・人口問題研究所の日本の将来推計人口によれば、団塊の世代が全員75歳以上となる2025年には17.8%まで上昇します。2040年には2割を超え、5人に1人が75歳以上になります。一方で、少子化により15~64歳、15歳未満は減少が続きます。
(2022年1月4日 読売新聞)
(吉村 やすのり)