総務省の調査によれば、インターネットを利用する60、70歳代でSNSを使う人の割合が、それぞれ前年から10ポイント以上の大幅な増加しています。コロナ禍で外出自粛が続き、離れて暮らす子や孫、知人と連絡を取るためにSNSの利用を始めた人が増えた可能性があります。利用の目的は、知人とのコミュニケーションが88.6%で最も多く、次いで知りたい情報を探すためが63.7%でした。
SNSを使う人の割合は、60歳代が71.7%で前年の60.6%から11.1ポイント、70歳代が60.7%と前年の47.5%から13.2ポイント、それぞれ上昇しています。他の年齢層に比べて60、70歳代の伸びが目立っています。
ネットを利用している人の割合は、各年齢層で前年からほぼ横ばいとなった。13~19歳から50歳代まではそれぞれ90%以上でしたが、60歳代は84.4%、70歳代は59.4%、80歳以上は27.6%でした。
(2022年5月28日 読売新聞)
(吉村 やすのり)