幼児期の肥満

乳児期は体脂肪が増え続けますが、乳離れをすると背が伸びて体脂肪率が下がり、それにつれて体格指数(BMI)も下がってくるのが一般的です。米国の研究によれば、少年期に脂質異常があると、その後にメタボリック症候群になりやすいリスクが判明しています。さらに、幼児期の急激な体重増加が思春期以降の肥満、メタボにつながるとされています。つまり、BMIや肥満度が減少から上昇に転じる時期が早いほど、成長後も肥満になりやすくなります。
離乳食以後に望ましい食生活は、ごく常識的な食生活です。幼児は胃が小さいのですが、活動的ですぐにエネルギーを消費します。三食を決まった時間にきちんと取ることです。そして、おやつも必要です。肥満を避けるためには、食生活より運動の方が効果的です。もう一つは規則正しい暮らし、早寝早起きが大切です。

(2019年1月9日 産経新聞)
(吉村 やすのり)

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