未就学児童の施設
保育所にはいくつか種類があります。利用者が最も多いのが認可保育所です。定員は20人以上で、保育は保育士が行うことになっています。保育士1人で見る子どもの人数も、0歳児なら3人まで、1、2歳児は6人までなどと決まっています。部屋の広さも、0、1歳児は1人あたり3.3㎡以上などの基準があります。自治体や社会福祉法人、民間企業などが設置、運営し、運営費は国と自治体からの補助と、保護者が支払う保育料とで賄われています。
認可保育所の他に、定員が6~19人の小規模保育所、保育士や研修を受けた人が1~5人の子どもを預かる家庭的保育事業(保育ママ)もあります。どちらも市町村が認可します。この他、自治体から補助のある事業所内保育所、都道府県などが認める保育所と幼稚園の機能を併せ持つ認定こども園もあります。いずれの施設も利用できなかった場合に、待機児童になります。
(2016年4月6日 読売新聞)
(吉村 やすのり)