待機児童の減少

希望しても認可保育所などに入れない待機児童が、今年4月1日時点で、昨年より6,805人少ない5,634人に減少しています。調査を始めた1994年以降最少で、初めて1万人を下回りました。保育所増設が進んだほか、新型コロナウイルス感染への不安から、多くの人が子どもを預けることを控えた人が増加したことも影響しています。コロナ禍が女性の就業を妨げている形となっています。
申込者数が初めて減少に転じました。感染力の強いインド由来のデルタ株が広がる中、保育現場での感染は急増しています。預けることを控えた保護者は育児休業を延長したり、仕事することを諦めたりしていると思われます。申込者数は、昨年と比べ約1万4千人減の約282万8千人となっています。全市区町村の8割超に当たる1,429で待機児童がゼロになりました。50人以上は20自治体のみです。

(2021年8月28日 岐阜新聞)
(吉村 やすのり)

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