人間の性的指向と遺伝子の関わりについて、国際研究チームが約47万人の遺伝情報(ゲノム)を調べています。
(2019年8月30日 朝日新聞)
その結果、同性との性的行為に強く影響を与える単一の遺伝子は見つかりませんでした。一方、同性と性的行為をしない人との間には、一つ一つの影響は弱いゲノムの違いが5カ所見つかり、さらに微弱なものは多数あるとされています。同性間の性的行為は、身長や知能などと同様に、個々には効果が弱いものの非常に多くの遺伝因子が関わっていると考えられます。
(30 August 2019 science)
(吉村 やすのり)