内閣府が実施した「結婚・家族形成に関する意識調査」で、恋人がいない若者の4割弱は、恋人が欲しくないと答えています。欲しくない理由として半数近くが、恋愛が面倒としています。交際する上での不安については、そもそも出会いの場所がないが、5割以上を占めています。
同時に政府は2015年版「少子化社会対策白書」を提出しています。それによれば、女性の平均初婚年齢は13年時点で29.3歳、第1子出産時の平均年齢は30.4歳と、いずれも1980年からの30年あまりで約4歳上昇しています。若年層の所得の伸びや出産後の女性の就労継続が、厳しい状況が晩婚化・晩産化の背景にあると指摘されています。
(2015年6月22日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)