昨年4月より始まった母体血による新型出生前診断を受診した妊婦が受診後に高いストレスを感じていることが名市大医学部のアンケート調査で判明した。ストレスは、調査結果への不安の他、検査の是非を問う声があり受診に後ろめたさを感じていることなどが原因とみられる。
ストレスは夫の希望で検査を受けた場合が最も高いとし、夫や両親と相談して受けた場合に少ないことが判明した。身近な人の理解や支えが多い程、ストレスは軽減することが明らかとなった。専門医によるカウンセリングも夫婦で受けるのが望ましいと考えられる。
(2014年6月22日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)