日本人の肥満

 現在、成人の肥満診断としてBMIが頻繁に用いられています。BMI(ボディマス指数,Body Mass Index)=体重(kg)÷【身長(m)×身長(m)】で計算します。日本肥満学会の基準でよれば、BMI25.0以上の時、肥満と呼びます。世界的には、一般にBMI25.0以上を過体重(over weight)、30.0以上を肥満(obesity)としています。
 厚生労働省の2013年の国民健康・栄養調査によると、肥満とされるBMI25以上の割合は、男性が28.6%で、女性は20.3%です。男性は2009年のピ-ク30.5%を境に減少傾向にあります。女性はあまり変動はありませんが、普通が減り、痩せの増加が目立っています。年代別でみれば、男性は40代に肥満が最も多く、その割合は34.9%です。女性は70歳以上が27.1%と最も多くなっています。

(2015年10月22日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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