日本人の食塩摂取量

 日本人の食塩摂取量はWHOの基準を大きく上回っています。2015年国民健康・栄養調査によると、日本人の一人当たりの食塩摂取量は20歳以上の男女の平均で10gです。WHO2013年に発表した食塩摂取のガイドライン(5g未満)の2倍となっています。
 醤油、味噌汁、漬物など塩気の多いものを日常的に食べているためといわれています。塩分を取り過ぎると高血圧となり、心臓病や脳卒中を患うリスクが高まります。2015年の人口動態統計では、日本人の死因の2位は心疾患、4位は脳血管疾患です。減塩は今や国民的な課題です。だしやかんきつ類、香辛料などを使って普段の食事でおいしく減塩することが大切です。

(2017年2月23日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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