医学的な理由により、卵子の凍結を希望する女性に対し、治療前に凍結保存する費用を助成する「こうのとりマリーン基金」を、NPO法人全国骨髄バンク推進連絡協議会が設立した。助成の上限額は一人30万円で、医療費の一部にあてられる。なお、不妊治療など別の助成を受けていないことが条件となっている。
血液がんの治療成績が向上し、病気が治癒した後妊娠を希望する女性が増えている。しかし、血液がんの治療では、全身放射線照射や抗がん剤治療を行うため、卵巣機能が廃絶することがあり、治療前に卵子が凍結保存しておくケースが増えてきている。
(2013年12月4日 読売新聞)
(吉村 やすのり)