東京圏への一極集中

総務省の調査によれば、転入者が転出者を上回る転入超過は東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)で14万8,783人と、前年と比べて8,915人増えています。日本人に限れば24年連続の転入超過で、東京圏への人口集中が進んでいます。
名古屋圏(愛知県、岐阜県、三重県)と大阪圏(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県)は転出超過となっています。都道府県別では、転入超過は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、福岡、滋賀、沖縄の8都府県です。残る39道府県は転出超過で、最も拡大したのは広島でした。東日本大震災の被災3県(岩手、宮城、福島)は、1万4,676人の転出超過でした。岩手、福島の転出数は前年より縮小しましたが、宮城の転出数が1,383人拡大しています。

(2020年2月1日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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