東京都が実施した男性の家事・育児実態調査によれば、都内在住の男性の育児休業取得率は47.6%でした。子供が0歳児では58%、1~2歳児では51.5%といずれも半数を超えています。
都は育児休業を育業と呼び、取得を促してきました。育休の取得期間が5~6年前とみられる5~6歳の層の取得率は4割以下にとどまっているため、取得率は年々上がっているとみられます。
男性が育休を取得できた理由は、職場が育業しやすい、育業を言い出しやすい雰囲気だったが49.3%を占めています。取得期間は、1日~5日未満が24.3%と最も多く、全体の約4割が2週間未満にとどまっています。家事・育児の分担では、男女の認識の差が大きく、夫婦間の分担に満足していると回答した人は、男性では約8割でしたが、女性では5割を切っています。
(2023年11月25日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)