正しいがん検診を知るために―Ⅴ

がん検診のメリットとデメリット

 がん検診のメリットは、①がんが早期や前がん病変で発見された場合に軽い治療で済ますことができる、②検診を受診した集団でがん死亡率が低下するの2つです。安心できると言われる方は多いものの、受診者の2~5%は異常ありと言われますし、異常無しと言われても、実はがんが見落とされていたという場合もあります。

 デメリットは、①放射線を使う検査での放射線被ばく、②検査による事故・偶発症、③偽陽性や偽陰性、④過剰診断などがあります。

(よぼう医学 2025 秋号 №30)
(吉村 やすのり)

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