5月11日、沖縄県那覇市にて公開講座「若い女性を襲う乳がんと子宮頸がん―将来の妊娠と出産のために知っておきたいこと―」が開催されました。
子宮頸がんや乳がんは、20~40歳代の性成熟期女性に発生する頻度が高いがんです。若い女性の将来の妊娠と出産に大きな影響を与えます。特に子宮頸がんは、その発症時期と妊娠時期が一致していることより、マザーキラーとも呼ばれています。
今回の素晴らしい企画は、琉球大学医学部産婦人科の銘苅桂子先生が立案してくださいました。講師の先生方は、若い女性を襲う2つのがんとその予防や早期発見について分かりやすく説明していただきました。乳がんは、女性の生涯において9人に1人が罹る最も頻度の高いがんです。また子宮頸がんは、HPVワクチン接種により予防できるがんです。
またパネルディスカッションにおいては、会場から多くの質問も出され、有意義な公開講座になりました。今回で公開講座も8回目となり、こうした機会を通して女性のみならず男性の方々にも、少しでも子宮頸がんや乳がんという病気を知っていただければ幸いです。
(吉村 やすのり)