健康保険が適用される保険診療と未承認薬や未承認量技術を使用する場合の保険が適用されていない自由診療を組み合わせた混合診療が、来年度から拡大されることになりそうである。これまでわが国においては、日本医師会や厚生労働省の反対で原則禁止であった。混合診療を受ける場合は保険が適用されず、全てが自由診療として取り扱われていた。
現在厚労省は3つの混合診療拡大案として、
- 重粒子線治療や、遺伝子診断など保険外併用療養制度の拡大
- 未承認薬の使用
- 高額医療の保険適用からの除外
を考えている。
患者にとっては、より選択肢の多い医療を受けられることは素晴らしいことである。
(2014年6月4日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)