無侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)の現状と問題点―Ⅲ

出生前診断の実施数の推移
35歳以上の妊婦では胎児染色体疾患の可能性をみる検査の選択肢が増え、2015年以降羊水検査などの確定検査数が減少に転じています。NIPTに関する臨床研究の導入により、周産期遺伝カウンセリングを行う施設・環境の整備が促進されました。周産期遺伝の分野においても周産期センターのみならず地域の基幹病院でも整備が進み、人的資源を含めた環境が整備されてきています。

(日本産婦人科医会報 第71巻1号№815)
(吉村 やすのり)

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