熱中症搬送の増大

 総務省消防庁の発表によれば、6~8月の搬送者は、全国で8万7,393人で、2018年に次ぐ2番目の多さとなっています。全国的に梅雨明けが早かったこともあり、6月の搬送者数は1万7,229人と過去最多でした。7月は3万9,375人、8月は3万789人でした。年齢別では65歳以上の高齢者が約6割を占めており、発生場所は住居が約4割で最多でした。

 気象庁と環境省は、気温、湿度、日差しなどから算定した暑さ指数が33以上と予測すると、全国を58に分けた予報区ごとに熱中症警戒アラートを発表します。今年は8月末までに北海道の4地域を除く54の予報区で、のべ1,500回近く発表されています。指数が各都道府県内の全観測地点で35以上と予測されると特別警戒アラートを出します。今年8月に発表の一歩手前まで迫った地域はありましたが、基準を満たしませんでした。

(2025年9月3日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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