東京都内で65歳以上の高齢者がいる世帯のうち、1人暮らしが2割を超えています。1980年と比べ、割合が約2倍に増えています。一方、66歳以降も働き続けたい高齢者の割合は75%と、5年前の前回調査より増えています。2015年は1人暮らしの割合は21%でした。1980年の11%から上昇し続けています。子や孫らと同居する世帯は42%で、35年前の7割超から減り続けています。
65歳以上の人が、配偶者や親などの高齢者を介護する老々介護の世帯の割合で、初めて1割を超えました。介護が必要になった時、現在の住宅に住み続けたいという人の割合は5割であり、自宅での介護を望む割合は多く、在宅介護の充実が求められます。
(2016年6月11日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)