独居高齢者の増加

 日本総合研究所の調査によれば、子どものいない独居の高齢男性が2050年には500万人超に、子も配偶者もいないのは400万人超に、いずれも現在から倍増するとの推計をしています。独居の高齢者が50年には1千万人を超えるとされる中、孤独死のリスクも高まるとされる高齢男性の孤立が懸念されています。

 女性は元々寿命が長いので、独居の高齢者数は多くなっています。近年では身寄りのない高齢男性が増えています。背景にあるのが、男性の生涯未婚率(50歳時点での未婚率)の高まりです。男性の生涯未婚率は1990年時点は5%、2000年に12%、2010年は20%、2020年では28%と上昇傾向が続いています。

(2024年12月22日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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