生涯未婚率の増加

国立社会保障・人口問題研究所によれば、50歳までに一度も結婚しない人の割合を示す生涯未婚率は2020年に男性が28.35、女性が17.8%に達しました。30年前の男性が5.6%、女性が4.3%から、大幅に上昇しています。国の推計では、2040年に未婚や離別などを理由に、15歳以上の人口の約半数が独身者になるとされています。
生活スタイルを尋ねた設問で、一人の生活を続けても寂しくないと思うとした18~34歳の未婚者の割合は、男性が56.7%、女性が50.7%で半数を超えています。
18~34歳の未婚者に独身で生活する利点を尋ねたところ、男女ともに最も多かったのは、行動や生き方が自由で、男性が70.6%、女性が78.7%でした。家族を養う責任がなく気楽が、男性は27.7%、女性は24.1%、住宅や環境の選択幅が広いが、男性は9.6%、女性は11.2%と増加傾向にあります。趣味、SNS、コレクティブハウスやシェアハウスなど、つながりの場が多様化する中、結婚観も変容してきています。

(2022年12月2日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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