産科医と小児科医の充足度

厚生労働省は、産科医と小児科医の都道府県別の充足度について、両科とも最大2.2倍の開きがあったとの推計結果を明らかにしています。単純な人口比の医師数ではなく、医師の性別や年齢、患者の需要などの影響も加えた指標で示しています。値が大きい方が充足度が高くなっています。医師全体の偏在指標でみると、1位は東京で、最下位の岩手とは1.9倍の開きがありました。
産科で1位は東京(18.4)で、秋田(15.8)、和歌山(14.3)と続いています。最下位は新潟(8.2)で、熊本(8.6)、福島(8.8)の順でした。小児科では、1位が鳥取(173.8)で、東京(142.4)、京都(140.6)が続いています。最下位は茨城(78.3)で、埼玉(79.0)、鹿児島(82.7)の順でした。

(2019年2月28日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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