男性の育児支援
女性の活躍は、男性の家庭参加と同時期に起きないと進みません。働く女性は増えても、男性の家事時間は増えていません。その結果、女性の負担は重くなる一方です。男女の役割分担意識は根強いものがあります。
第4次男女共同参画基本計画では、一日あたりの夫の家事育児関連時間を1時間7分から2時間30分にすることを目標にしています。わが国の夫が育児や家事にあてる時間は、欧米諸国と比べても極端に低い値です。また育児休業取得率も2.3%から13%に上げようとしています。男性の育児参画のためには、脱・長時間労働と柔軟な働き方が是非とも必要になります。労働者全体の有給休暇取得率は5割以下なので男性が休むことに慣れないといけません。休みたがらない男性もルール化することで休むようになります。
(内閣府男女共同参画白書 2016年1月16日 読売新聞)
(吉村 やすのり)