ダボス会議で知られる世界経済フォーラムによれば、各国の男女格差（ジェンダーギャップ）を比較した今年の報告書を発表しています。「経済活動への参加と機会」、「教育」、「政治への参加」、「健康と生存率」の4分野の計14項目で、男女平等の度合いを指数化して順位を決めています。それによれば、日本は世界144カ国中111位となり、主要7カ国（G7）で最下位です。前年の145カ国中101位から大きく順位を下げています。
日本は教育や健康の分野では比較的格差が少ないのですが、経済と政治の両分野は厳しく低い評価を受けています。国会議員における女性比率で122位、官民の専門的・経済的労働者の比率で101位です。
（2016年10月26日 朝日新聞）
（吉村 やすのり）
