明治安田生命保険の調査によれば、育休を取った男性は23.1%で前年調査より3.3ポイント減っていますが、取得日数は平均30日で、前年の平均21日と比べると9日延びています。社内研修などを通じて子育ての大変さを感じた男性が、長めの育休を望む傾向があります。
しかし、制度はあるものの、取りやすさなどは企業によって差があるようです。育休を取得していない理由を男性に聞いたところ、21%の男性が給与が減るなど、金銭面で取りにくい、19.3%が利用するための職場の理解が足りないと回答しています。2022年10月からは法改正で、産後パパ育休制度が始まり、分割取得などで男性の育休取得を促しています。実際に育休を取るには職場の理解や雰囲気づくりが大切です。
(2022年11月21日 日本経済新聞、朝日新聞)
(吉村 やすのり)