仕事を急に休めない親を中心に病児保育のニーズは高まってきています。病気の子どもを預かる病児保育室を新設する動きが、東京都内で広がってきています。病児保育室は、小児科が併設されていたり、病院内に開設されています。保育スタッフの他、看護師や医師が常駐しています。回復期の子どもを預かる病後児保育室も開設されるようになってきています。
子どもが日頃通う保育所で体調不良になり、保護者が迎えに行けない場合、看護師らがタクシーで迎えに行って、病児保育室に引き取るサービスも用意されています。病院内に病児保育室がある場合、病院が保育室の運営する施設も増えてきています。病院では小児科がある場合が多く、病院内に保育室があれば、入院や加療も容易です。
(2017年9月23日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)