百日せきの感染拡大

 国立健康危機管理研究機構の発表した患者数は、7~13日の1週間で3,682人に達し、4週連続で最多を更新しています。今年に入ってからの累計患者数は4万8,073人と、年間で最多だった2019年の3倍近くに上っています。

 百日せきは、患者がせきやくしゃみをした際の 飛沫に含まれる細菌を吸い込んでうつります。感染力は、非常に強い麻疹と同等と考えられています。今年は特に10歳代で感染が広がっています。コロナ禍の感染対策で免疫を持つ人が少なくなったことや、乳幼児期に打ったワクチンの効果が薄れた影響などが流行の要因とされています。

 乳児は、呼吸困難や肺炎などを起こして重症化しやすいとされています。百日せきを含む5種混合ワクチンは、生後2か月から定期接種の対象となります。乳児は2か月ですぐに接種を受け、周囲は手洗いなどの感染対策を徹底

(2025年7月23日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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