百日咳患者数の増加

 国立健康危機管理研究機構によれば、全国の医療機関から6月2〜8日の1週間に報告された百日咳の患者数が3,044人でした。1週間当たり3千人を超えたのは初です。前週より700人ほど多く、感染拡大が続いています。

 百日咳菌が原因の感染症で、風邪症状から始まり、徐々に咳が激しくなります。飛沫や患者との接触で感染し、患者は10代以下の子どもが中心です。乳児はけいれんや呼吸停止といった症状に進展し、肺炎や脳症で死亡することもあります。生後2カ月から、定期接種で5種混合ワクチンを接種できますが、効果は次第に弱まり、学校などで感染が広がっているとみられます。

(2025年6月19日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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