相続税が課される人の比率

 国税庁によれば、2023年に亡くなった約158万人のうち、相続税が課された割合は9.9%で10人に1人です。10年前の2013年は4.3%でした。都市部を中心とした地価の上昇に伴い、相続税がかかる人の比率も増えています。

 地域別の割合は、東京、名古屋、大阪など都市部で高くなっています。特に東京23区でみると、約20%にも達しており、全国平均より大幅に高くなっています。区別でみると、最も高いのは約44%の千代田区です。約37%の渋谷区、約33%の目黒区、約32%の世田谷区と続いています。合わせて12の区が20%超でした。東京23区内に持ち家のある人は、将来的に相続税の納税が発生する可能性を考えたほうが良いと思われます。

(2025年4月20日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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