睡眠分析ホテルの開業

 日本人の睡眠時間が主要国で最も短いことから、睡眠をテーマにしたビジネスが広がっています。NTTデータは、宿泊者の睡眠状態を分析するホテルを開業しています。呼吸や心拍など5項目について、14のデータを取っています。呼吸の項目では、一定のリズムでない呼吸回数や呼吸が止まっていた長さの最大値などです。NTTデータはこの睡眠分析の技術に着目し、2025年内に医療機関や企業と連携し、研究や商品開発にデータを生かす仕組みを整えるとしています。

 NTTデータの施設は、呼吸が止まった時間など疾患のリスク発見につながるようなデータを宿泊するだけで提示できます。日常生活で自分の睡眠に問題があると気が付ける人は少なく、睡眠時無呼吸症候群など課題発見のきっかけにもなります。医療機関との連携のほか、睡眠関連商品を手掛ける企業とも連携を進めるとしています。

(2025年2月15日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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