政府は、25日全国に広がった緊急事態宣言を47都道府県全てで解除しました。イベントの再開や外出自粛の解除については、約3週間ごとに地域の感染状況を評価して、段階的に拡大していく方針を都道府県に通知しています。
外出については、5月末までは県をまたぐ不要不急の移動の自粛を求めています。6月1日以降は、最後まで緊急事態宣言が出ていた北海道、東京、埼玉、千葉、神奈川県以外の移動は容認し、6月19日以降は全国での移動を容認します。観光は5月25日以降、都道府県内で観光振興に徐々に取り組むとし、6月19日以降は県をまたぐ観光も可能とします。祭りなどの全国的なイベントは8月1日から再開を認めます。
コンサートや展示会は、25日以降は屋内の入場者数の上限を施設の定員の50%の範囲内で100人(屋外は200人)までに制限します。6月19日からは入場者数の上限を千人まで広げるとともに、無観客でのプロスポーツの開催を認め、移行期間後の8月以降は、入場者数に関係なく定員の50%まで認めるとしています。
(2020年5月26日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)