働く人の8割が、職場での禁煙や分煙を望んでいる。病院をはじめとする公共施設においては、全面禁煙が実施されているが、職場やレストランにおいては喫煙可能な箇所がまだ見られる。喫煙は“百害あって一利なし”。健康にとってすべての臓器に悪影響を与える。喫煙者だけが不利益を被るのであればまだ良いが、他人に対する受動喫煙が重大な問題を引き起こす。
筆者も12年程前まで1日60本以上のヘビースモーカーであったが、きっぱり喫煙した。それまで喫煙しようと試みたが、そのたびに失敗していた。成功の秘訣は願掛けをすることである。その願いは達成することにかなり困難を要するものが良い。絶対に禁煙するぞと意気込まないで、願いが叶うまで禁煙しようと軽い気持ちで始めると良い。比較的簡単に禁煙できる。ぜひ禁煙にチャレンジしたい方は試してみてください。
(2014年5月31日 日本経済新聞夕刊)
(吉村 やすのり)