人口は少ないが高成長
北欧諸国は人口からみれば小国ばかりです。最大のスウェーデンですら日本の10分の1以下です。少ない人口で競争力を維持するため、リスキリングの充実などを通して一人ひとりの稼ぐ力を高めてきています。各国の労働生産性を時間あたりでみると、日本を3〜8割ほど上回っています。
1990年代前半の金融バブル崩壊や2008年のリーマン・ショックなど、北欧も経済危機の影響は免れませんでしたが、そのたびに復活してきています。今では日本より成長力が高くなっています。
(2022年12月6日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)