科学研究費補助事業とは、自然科学に限らず人文・社会科学を含むあらゆる研究活動の基盤になる独立的・先駆的な学術研究を支援する制度です。研究者は11の研究種目の中から自分の研究計画にあった種目を選んで応募し審査を経て助成が受けられます。
文部科学省は、大学や国立研究開発法人、企業などの研究者を対象にした最大の競争的資金である科学研究補助事業(科研費)を2018年度から抜本改革することにしています。挑戦的で独創的な研究課題を支援し、研究の国際競争力を高めるため、細かく分かれ過ぎた審査分野を大くくりにするなど、審査の仕組みを見直すことにしています。
(2015年10月26日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)