第59回日本周産期・新生児医学会学術集会 特別講演

特別講演の演者は野田聖子衆議院議員、講演の演題は、「医療的ケア児の母」でした。
近年の周産期医療の進歩により、NICUに長期入院した後でも、人工呼吸器や胃ろうなどで身体機能を補ったり、痰の吸入や経管栄養を行ったりしながら、生活をしている医療的ケア児が増えております。現在においては、2万人を超えるようになってきております。一言で医療的ケア児と言っても、歩ける子どもから寝たきりの重症心身障害児まで幅広く、医療的ケア児を取り巻く環境、家族が直面する困難は様々です。

 

政治家として野田聖子先生の御活躍は、贅言を要しませんが、医療的ケア児をもつ母としての生き方、来し方を拝聴させていただきました。今後、わが国の医療的ケア児の支援体制のあり方についても貴重な提言をいただきました。

 

(吉村 やすのり)

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