昨日、加齢と代謝研究会2015では、内科と精神科の先生方から認知機能と睡眠障害についてのお話を伺いました。
糖尿病では認知機能低下がおこりやすく、特に高齢者では注意を要します。前糖尿病の状態では、インスリン抵抗性が増加し、脳内にβアミロイドが蓄積しやすくなり、認知症の原因となり、アルツハイマ-病の発症に関与します。また血糖値の変動は脳の委縮を来たし、認知機能が低下しますが、薬によって血統変動を治療すれば、認知機能が改善することが判っています。さらに、ビタミンB2やビタミンA欠乏などの栄養障害によっても、認知機能は低下するとされています。
Take-home Message
認知症の予防のためには血糖コントロールが重要である。
(吉村 やすのり)