美容外科の増加

 厚生労働省の医療施設調書によれば、2023年に美容外科を標榜する診療所が2,016施設となり、3年間で4割増えていることが分かりました。ほかの診療科よりも増え方が際立っており、美容医療の需要の伸びなどが影響しています。一方、少子化が進むなかで、小児科や産婦人科の診療所は減っています。

 標榜している診療科でみると、美容外科はこの3年間で43.6%増え、最も増加率が高くなっています。美容外科の診療所は2008年に983施設で、2020年までは3年ごとに100施設ほど増える傾向でした。しかし、2023年の調査では612施設も増えています。美容外科と領域が近い形成外科の診療所も15.0%増えて、2,491施設になっています。

 このほか、腎臓内科や糖尿病内科がそれぞれ10%以上増えており、生活習慣病への対応に力を入れている診療所が多くなっています。一方、少子化の影響で、小児科は5.4%減、産婦人科・産科は1.6%減でした。

(2024年12月5日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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