育児と仕事との両立

総務省の調査によれば、未就学児の育児をしている女性のうち、仕事と両立している人の割合は73.4%で、2017年の前回調査から約9ポイント上昇し過去最高となっています。就業者数の総数は6,706万人、うち女性は3,035万人で過去最多となっています。仕事をしている女性の割合も53.2%に上り、過去最高を更新しました。女性の就業割合を年齢別にみると、生産年齢人口(15~64歳)で72.8%、25~39歳では81.5%でした。25~39歳で8割を超えるのは初めてです。
育児をしている人は男性443万人、女性521万人で、計965万人でした。うち仕事をしている人は前回から60万人減の821万人で、男性439万人、女性383万人です。育児をしている人のうち、仕事をしている割合は、男女合わせて約6ポイント増の85.2%で、これまでで最も高くなっています。
過去1年間に出産・育児を理由に離職した人は14.8万人で、前回より6.7万人減りました。育児休業の利用増などが要因とみられます。介護や看護のために離職した人は、前回から7,000人増えて10.6万人です。

(2023年7月22日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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