東京都の保育ニーズ実態調査によれば、育休を取得したことがあるのは、母親で50%、父親で6%でした。取得者に対して希望していた期間を聞いたところ、最も多かったのは、1年以上1年7カ月未満で43%を占めていました。6カ月以上1年未満が2番目に多く23%、次いで2年以上が15%でした。
一方、実際に取れた期間は、1年以上1年7カ月未満が40%、6カ月以上1年未満が34%、3カ月未満が8%で、1年未満が49%を占めていました。育休を取った期間が希望より短くなった理由は、希望通り取得すると保育所に入れなくなる65%が最も多くなっていました。保育所に入れるために育休を早めに切り上げる親が多いようです。
(2018年2月9日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)