自殺者の減少

警察庁の集計によれば、2018年の全国の自殺者は、前年より723人少ない2万598人で、9年連続の減少となったことが分かりました。しかし、19歳以下の自殺者数は増加しており、若年層への対策が求められています。全体のうち男性は1万4,125人(前年比701人減)、女性は6,473人(同22人減)です。自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)は、前年から0.5人減って16.3人です。都道府県別では山梨が24.8人で最多、徳島が12.0人で最低でした。
年代別では50代が3,225人で最も多く、40代、60代など中高年の割合が高くなっています。一方、19歳以下の未成年は自殺者数が増加しています。原因・動機について全体では健康問題が主因でしたが、19歳以下では学校問題が最多でした。19歳以下の自殺者数は1990年代から横ばい傾向が続いています。

(2019年1月18日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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