文部科学省の調査によれば、英語の授業を担当する教員に関して一定の目安とされる英検準1級程度以上を取得しているのは、中学で38.1%、高校で72.0%だったことが分かりました。中高とも同程度の教員は増え続けており、前年度に比べ中学で1.9ポイント、高校で3.8ポイント増えています。調査を始めた2013年度は、同程度の教員は中学で27.9%、高校で52.7%でした。
中学で来春から全面実施される新学習指導要領では、英語の授業について英語で行うことを基本とすると明記されています。今回の調査では、授業中の発話の半分以上を英語で行っていると答えた中学教員は76.9%でした。以前から英語を使っての授業が基本とされている高校では、全体で52.4%にとどまっています。
(2020年7月16日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)