日本政府観光局の発表によれば、8月の訪日外国人客数は215万6,900人で、コロナ禍前の2019年同月比85.6%の水準まで回復しています。8割を超えるのは初めてで、円安などを追い風に堅調な回復が続いています。
国・地域別では、韓国が2019年比で約1.8倍の56万9,100人と最も多く、台湾が5.7%減の39万6,300人で続いています。香港は8.4%増の20万6,300人でした。コロナ禍前に訪日客全体の約3割を占めていた中国は、63.6%減の36万4,100人で、全体の16.9%を占めています。中国政府が8月10日から日本行きの団体旅行を解禁して、回復ペースにのっています。
(2023年9月21日 読売新聞)
(吉村 やすのり)