日本政府観光局の報告によれば、2024年に日本を訪れた外国人は前年比47.1%増の3,686万9,900人で、これまで最多だった2019年の3,188万2,049人を超え、過去最多となっています。訪日客による年間消費額は、前年比53.4%増の8兆1,395億円で過去最高でした。2030年には6千万人、消費額を15兆円とすることを目指しています。
(2025年1月16日 朝日新聞)
国・地域別にみると、最も消費が多かったのは中国で1兆7,335億円でした。景気低迷や、福島第一原子力発電所の処理水問題などの影響により、回復が遅れていましたが戻りつつあります。2位は台湾で1兆936億円、3位の韓国は9,632億円でした。
円安効果も下支えし、国内のアパレル業界の市場規模並みの消費額となっています。訪日客の1人当たりの支出は22万7千円で、旺盛な消費意欲に加え、宿泊費の高騰も影響しています。
(2025年1月16日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)