軽度認知障害の予防

 九州の研究チームによれば、認知症の前段階と診断された高齢者の約3割は、5年後に認知機能が正常に戻るとしています。生活習慣病がないことや、筋力が保たれていることなどが関係しており、認知症の発症予防につながる可能性があります。

 調査は、2012年と2017年に認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)と診断された高齢者計398人を対象に実施され、正常に戻ったのは119人(31%)で、MCIのままだったのは102人(27%)、認知症に移行したのは106人(28%)でした。認知機能が回復した人の背景を解析すると、糖尿病がないことや、血圧が低い、年齢が若い、握力が強いなどの要因がありました。

(2025年10月15日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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