通級指導

 通級指導とは、日本の義務教育における特別支援教育制度の一つで、通常の学級に在籍しながら個別的な特別支援教育を受ける制度です。文部科学省は、全国の公立小中学校で通常学級に在籍しながら、障害に応じて別室でも通級指導を受けた児童生徒が98,311人だったと発表しています。全児童生徒の1%程度にあたります。自閉症スペクトラム障害や学習障害、注意欠陥、多動性障害(ADHD)などの発達障害への理解が進んだことによります。
 特別支援教育については、特別支援学校、特別支援学級、通級指導教室といった多様な学びの場の必要性が指摘されています。通級指導に専従する教員を児童生徒13人に1人配置できるよう、2026年度まで段階的に教員を増やしていくことになっています。

(2017年4月29日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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