道路の渋滞解消に向けた取り組み

 道路の渋滞解消に向けて地域一丸での取り組みが進んでいます。国土交通省が交通データや地域の声などを基に特定した一般道の主要渋滞箇所は、2024年度で全国に8,110カ所あり、2012年度から1,000カ所以上減っています。

 主要渋滞箇所は2012年度に全国9,161カ所が特定され、国土交通省は自治体や交通事業者などと対策に取り組んできました。主要渋滞箇所の渋滞解消率を都道府県別に集計すると、最も解消率が高かったのは和歌山県の45.1%で、北海道の37.0%が続いています。

 関東・山梨8都県の2024年度の主要渋滞箇所は、2,432カ所と全国の3割を占めています。国や自治体などが連携して渋滞対策を進め、2012年度からは304カ所減少しています。新たな道路開通や交差点改良など大規模なハード対策だけでなく、AIの活用や料金体系変更などソフト面の対策にも知恵を絞り、渋滞による経済損失を減らそうとしています。

(2025年4月12日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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