森記念財団都市戦略研究所は、経済や住みやすさなど都市を多角的に分析・調査した日本の都市特性評価(2022年版)を発表しています。東京23区を除く主要138都市のランキング評価で、大阪市が2年連続で1位でした。首都圏1都3県からは横浜市が4位に入っています。都市の経済活動や観光地の多さ、子育てのしやすさなどを政府統計やアンケート調査の結果から分析し、経済・ビジネス、生活・居住など6分野でスコアを算出して順位付けしています。
東京23区のランキング評価は、千代田区が5年連続で首位でした。6分野のうち経済・ビジネス、生活・居住、交通・アクセスの3分野でスコアが最高でした。大企業と官公庁が集積するビジネスの中心地であると同時に子育て環境が整っていることが評価されています。2位は港区、3位は中央区で、上位5区のランキングは変わっていません。
(2022年7月26日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)