虐待や経済的な理由などで親と暮らせない子どもを育てる里親が増えてきています。2016年の児童福祉法改正で施設より、家庭での養育が優先されるようになり、里親の重要性が増してきています。
里親が増えている分、一人で悩みを抱え込まないように支え合う仕組みが一層必要となります。名古屋市では、今春から里親経験者による家庭訪問事業里親ピアサポートが始まっています。当事者だからこそ分かち合える悩みを共有し、里親家庭の孤立を防ぐ役割を果たしています。
(2021年11月17日 東京新聞)
(吉村 やすのり)