飲酒の二極化

国税庁によれば、2021年度の成人1人当たりの酒類消費量は74.3ℓで、2001年度の95.4ℓの8割未満に減少しています。ノンアルコール飲料市場も拡大しています。一方、厚生労働省の人口動態統計では、2022年のアルコール性肝疾患の死者数は6,296人と、2002年の3,327人と比べ2倍近くに増加しています。コロナ禍前の2019年の5,480人からは1割超増えています。アルコール性肝疾患の死者は、この20年間で2倍近くに増加しています。
飲酒量の多い2割の人が全アルコール消費量の7割近くを消費しています。健康志向で酒を控える人、新型コロナウイルス禍のストレスなどで深酒する人と、飲酒量の二極化が進んでいます。

(2023年11月16日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。